さまざまな業種、メニューがある飲食系フランチャイズの中でも、ロイヤルティが安いブランドをまとめています。ロイヤルティだけでなく、その他運用資金、収益モデルなども紹介しています。
※選定基準
様々な業種のフランチャイズ情報を掲載している日本大手のフランチャイズ情報サイト「フランチャイズ比較ネット」にて、2024年1月12日業界の条件を「飲食」で絞り込んだ会社のうち、全国で加盟でき開業資金の明記があった49のフランチャイズを調査。その中から総務省が定める「飲食店」に該当(※)し、創業10年以上続くブランドを持つ飲食店のフランチャイズ本部20社の中から、ロイヤルティを%表記している本部を低い順番に紹介しています。
※飲食店の定義:主として注文により直ちにその場所で料理、その他の食料品又は飲料を飲食させる事業所
参照:フランチャイズ比較ネット(https://www.fc-hikaku.net/)
参照:総務省[PDF](https://www.soumu.go.jp/main_content/000417306.pdf)
やよい軒では、本部を運営するプレナスがやよい軒の建物や設備をすべて用意し、オーナーに貸し出しする「ユニットFC制度」を実施しているのが特徴。
1店舗は既存店の引継ぎになるため、安心して開業することができます。ロイヤルティについては売上の2~6%で店舗により異なります。詳しくは公式HPを確認してください。
ロイヤルティ | 新店舗:一律3%、既存直営店:実績による(税不明) |
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カフェ・ド・クリエは全国で579店舗のカフェを展開するC-United が運営する飲食ブランド。カフェ・ド・クリエのロイヤルティは売上高の3%と全国一律で設定されています。
出店フロアは路面やオフィスビル、商業施設などさまざまなテナントで出店が可能です。
ロイヤルティ | 売上高の3%(税不明) |
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大阪王将では、ロイヤルティとして店舗運営指導費、商標使用料と2つのロイヤルティを支払う必要があります。しかし、2つ合わせても売上の3%なので、通常のロイヤルティと同じようなパーセンテージだと思っていいでしょう。
ロイヤルティ | 店舗運営指導費:売上の2%、商標使用料:売上の1%(税不明) |
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若者に腹いっぱい喰わせる安い豚丼屋をコンセプトに展開する伝説のすた丼屋。
伝説のすた丼屋では、売上高に対して2%+消費税のロイヤルティが発生します。詳しくは株式会社アントワークスが公表しているフランチャイズ契約についてご確認ください。
ロイヤルティ | 売上高に対して2%(税抜) |
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全国展開しているカフェチェーン店ドトールでは、本部に報告された売上高2%をロイヤルティとして支払うことになります。
ロイヤルティは毎月末に締め切り、翌月15日までに指定口座へ振り込むシステムとなっています。
ロイヤルティ | 売上高の2%(税抜) |
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上島珈琲店を運営するのは、コーヒーメーカーの大手UCCフードサービス。上島珈琲店では、月額売上高の2%(別途消費税)がロイヤルティとなります。そのほか、機器使用料など毎月支払う料金があるので、事前に確認する必要があります。
ロイヤルティ | 月額売上高の2%(税抜) |
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マクドナルドのロイヤルティは店舗の合計売上に基づく売上高の3%です。そのほか、レントロイヤルティや宣伝広告費、インフラサービスフィーなどいくつかのフィーを支払う必要があります。
マクドナルドのフランチャイズオーナーは、全国に約200名存在し、その平均店舗数は10店舗と多店舗経営を実現しているのが特徴です。
ロイヤルティ | 3%(税不明) |
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韓国ラーメン専門店ハリウマでは、加盟店を募集しています。運営するウィズリンクによると、ロイヤルティは売上の3%です。ウィズリンクでは韓国ラーメンのほか、ばり馬やとりの助など個性的なラーメンを国内外に展開しています。
ロイヤルティ | 売上の3%(税不明) |
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ラーメン激戦区で50年以上戦ってきた実績を持つばんからラーメンではフランチャイズを募集中。全国で600店舗以上を展開してきた実績があります。ロイヤルティは売上の4%+システム使用料となっています。
ロイヤルティ | 売上の4%+システム使用料(変動制)(税不明) |
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焼き鳥屋を展開する千串屋では、フリーネームライセンスと千串屋ラインセンス2つのフランチャイズパッケージプランを用意しています。いずれもロイヤルティは売上の5%。
千串屋のフランチャイズは保証金0円、自己資金100万円~とリーズナブルに開業を目指せるのが特徴です。
ロイヤルティ | 売上の5%(税不明) |
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焼肉チェーン店巨牛莊のロイヤルティは総売上の5%。巨牛莊では、プルコギをはじめ「これを食べるために来た」と言う人も多いほどオリジナル料理が人気のお店です。
オリジナル料理の強化により、リピート客7割以上という安定したビジネスを実現しています
ロイヤルティ | 総売上の5%(税不明) |
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カプリチョーザのFCでは、総開店店舗数によりロイヤルティが変動。多店舗経営であるほどロイヤルティの支払額は少なくなる仕組みです。
幅広い年齢層から愛されているため、安定した集客を期待できます。
ロイヤルティ | 店舗目以上4店舗目以下の開店店舗:総売上高の6% 5店舗目以上9店舗目以下:総売上高の5% 0店舗目以上の開店店舗:総売上高の4% |
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まいどおおきに食堂のロイヤルティは売上高の6%。まいどおおきに食堂は「カフェテリア方式」「ホールに人を置かないシンプルオペレーション」を徹底しており、1店舗あたりの必要社員は1名のみと少ない人件費で回せるのが特徴です。
ロイヤルティ | 売上高の6%(税不明) |
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※選定基準
様々な業種のフランチャイズ情報を掲載している日本大手のフランチャイズ情報サイト「フランチャイズ比較ネット」にて、2024年1月12日業界の条件を「飲食」で絞り込んだ会社のうち、全国で加盟でき開業資金の明記があった49のフランチャイズを調査。その中から総務省が定める「飲食店」に該当(※)し、創業10年以上続くブランドを持つ飲食店のフランチャイズ本部20社の中から、ロイヤルティの金額が固定されている本部を紹介しています。
※飲食店の定義:主として注文により直ちにその場所で料理、その他の食料品又は飲料を飲食させる事業所
参照:フランチャイズ比較ネット(https://www.fc-hikaku.net/)
参照:総務省[PDF](https://www.soumu.go.jp/main_content/000417306.pdf)
お酒の美術館は、小さい店舗で開業できるスタンディングタイプのバー。FCには通常プランと店舗レンタルプラン2つのプランがあります。いずれもロイヤルティは月10万円で、売上をあげるほど利益率を高めることができます。
ロイヤルティ | 月10万円(税不明) |
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つぼ八は全国に展開する居酒屋チェーン店。公式サイトによると、ロイヤルティは3,000円×(店舗面積(㎡)÷3.3㎡)で計算されます。例えば、店舗面積165㎡(50坪)のお店で開業した場合、ロイヤルティは15万円ほどになる計算です。
ロイヤルティ | 3,000円×店舗面積(㎡)÷3.3㎡ |
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mr.kanso は缶詰とお酒を楽しめるお店をテーマに展開する缶詰バー。mr.kansoのロイヤルティは定額5万円と、リーズナブルな価格がポイント。月額定額制で安定した運営を目指すことができるでしょう。
ロイヤルティ | 月額5.5万円(税込) |
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天下一品では、ロイヤルティという表記はしておらず、FC会費として2万円を支払うようになっています。FC会員は坪数に限らず同じ金額で設定されているのも天下一品の特徴です。
ロイヤルティ | FC会費2万円(税不明) |
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からあげ専門店の天下鳥ますでは、店舗形態によってロイヤルティの金額が異なります。テイクアウトでは月3.3万円、定食屋では月4.4万円、居酒屋では月5.5万円に設定されており、いずれも固定の金額です。
ロイヤルティ(税込) | テイクアウト:月3.3万円 定食屋:月4.4万円 居酒屋:月5.5万円 |
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フランチャイズビジネスでは、本部から商名やロゴの使用、経営ノウハウの指導や教育を継続的に受けるシステムがあります。それらのサポートを受けられる代わりに支払う対価がロイヤルティです。加盟店は、ブランドなどの商標やロゴ、チェーン名などを使用できる代わりにお金を払うという構図になります。
ロイヤルティを支払うことで、本部から経営ノウハウやそのほかのサポートを受けられることは、店舗経営をしたことがないオーナーの方にとっては必要不可欠なことだと言えるでしょう。本部の経営ノウハウがあるからこそ、ゼロからお店を大きくする必要がありません。消費者側も、いつも見ているお店がまた新しくできたと思ってもらえるわけです。
オーナーは本部により、安定したサービスの提供、イメージの統一を保つことができるようになり、店舗を大きくすることに専念できます。売上アップをはかり、経営を安定させるためには、本部指導や教育、サポートはフランチャイズにおける大きなメリットです。
ロイヤルティを支払う意味は、フランチャイズ経営にとって大きなメリットのあることといえるでしょう。また、ロイヤルティは契約するときの加盟金とは違い、毎月決まった金額を本部に支払う必要があります。その払い方にも種類があります。
フランチャイズのロイヤルティの割合には、いくつか種類があります。フランチャイズの業界、フランチャイズパッケージと呼ばれる一連のサポートの内容や、本部の方針によって違いがあり、金額を決める方式が異なります。飲食のフランチャイズの場合、一般的には、歩合制と定額制が多いでしょう。
歩合制では、売上の割合、粗利益によって払うお金が決まり、定額制は毎月決まった額を本部へと支払います。
種類としては以下の3つがあります。
売上歩合方式は、売上によって決まるものです。売上によって一定の割合をかけて算出する方式になります。
例えば、売上が100万円、ロイヤルティが20%の場合、加盟店が本部に支払うロイヤルティは20万円となり、売上が上がれば上がるほどロイヤルティも高くなっていく仕組みです。
この方式は色々な業界で採用されており、加盟店の売上によってロイヤルティが上下に変動することが特徴です。このロイヤルティのパーセントは業界によって違います。
また、加盟店のオーナーのモチベーション維持のため、売上が上がれば比率が低くなるように設定しているところもあるようです。
定額方式は、毎月決まった金額を支払うものです。ロイヤルティが上限に変動しないため、資産を管理しやすく、売上が上がれば大きな利益となりますが、売上が下がればロイヤルティの支払いが大変になります。
売上が100万円でも200万円でも、ロイヤルティが毎月10万円なら、加盟店が払う金額は毎月同じなため、他の方式に比べて利益を増やしやすい特徴があります。
ロイヤルティ設定が低ければ、売上が低くてもそこまでデメリットにならないでしょう。
最後の粗利分配方式は主にコンビニエンスストアで活用される方法です。販売原価から仕入原価を引いた粗利益に、一定の割合をかけた金額で計算します。加盟店の粗利益から割合によってロイヤルティの額を決める方式になります。
たとえば、粗利の20%をロイヤルティで払う場合、加盟店の粗利益が100万円の時にロイヤルティは20万円と、売上歩合方式と同様に、売上が上がればそれだけ本部に支払うロイヤルティは多くなります。
ただ、売上歩合方式と比べると、粗利分配方式のほうが割合は高めです。本部が適切なロイヤルティを設定するためで、割合が同じなら粗利分配方式の方が売上歩合方式よりも、ロイヤルティは低くなります。
フランチャイズのロイヤルティ相場は、その業界や契約する本部の規模やサポート体制によっても違います。
飲食でいえば、加盟店の売上からロイヤルティを割合で支払う場合、相場は3%から10%ほど。ほかの業界と比べて低く設定されているのは、原価率や人件費が高いためです。
また、毎月決められた額を支払う場合は、3万円から8万円くらいが相場といえるでしょう。
以上は飲食業界のフランチャイズのロイヤルティ相場ですが、相場は業界により変動しますし、本部の体制によっても支払う金額は変わってきます。加盟するフランチャイズの相場をあらかじめ確認しておきましょう。
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