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飲食店を開業したいけれど、そもそも飲食店ってどのくらい儲かるのかわからない、という方も多いと思います。ここでは、飲食フランチャイズオーナーの平均収入や、業種別の年収、安定した経営のために必要なことなどについて紹介します。
飲食店に従事しているサラリーマンの平均年収は、全体で462万円、有名チェーン店など、一部上場企業でも400~500万円と言われています。他の業種と比べても、給料が高いとは言えない金額です。では、飲食フランチャイズのオーナーの年収はどうなのでしょうか。
年商にもよりますが、サラリーマンと比べてはるかに高く、600万円前後になっているようです。年商別に年収額を見てみましょう。
サラリーマン以上の年収を得たいと思うなら、年商2000万円以上が、フランチャイズオーナーとしての最初の目標額ということがわかります。1店舗で1億円以上の年商はなかなか現実的なものではないので、1店舗を軌道にのせて、2店舗、3店舗と事業を拡大していく計画を立てるのが良いでしょう。
飲食フランチャイズ、と一言でいっても、経営するお店の業種はさまざまです。世間のニーズや、テナント周辺で類似の店舗がないかなどをしっかりと検討した上で業種を選択するべきです。業種によっては収入にばらつきがあったり、予想よりも低い年収になることもあります。
2021年以降の儲かる飲食店の
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業種別平均年収例
居酒屋やカフェは、年収のばらつきが大きいですね。店舗数やお店の規模、フランチャイズかで差が出るようです。
どんな事業でもいえることですが、飲食フランチャイズ起業も起業して終わりではありません。せっかくスタートした事業を、安定した収入が得られるものとして軌道に乗せるためには、オーナーの努力や投資が必要です。
飲食店を経営し、年収をアップさせるためには、複数店舗のオーナーを目指すのが良いですね。しかし、複数の店舗を経営するには、自分が働き手に回ってしまっては難しいことです。自営業の場合、会社員と違って「傷病手当」などの制度がなく、自分が怪我や病気で働けなくなってしまったときには、直接収入にかかわってきます。
また自分がいない店舗の管理ができない状態では事業を拡大させることができません。 経営や資金面はオーナー自身が行うことになりますが、自分が不在でも店が回せる、通常どおりの営業ができるスタッフの配置などのシステムを1店舗目から作っていくことが大切です。
投資にしっかりと資金を割いているのは、高い年収を得ている経営者の特徴です。飲食業であれば、設備投資や人件費、教育費です。より美味しく、安全に食事を提供できる設備が揃えてメンテナンスも行い、接客や調理、資格取得など従業員に学ばせることで、店舗全体のクオリティを上げていくのは、顧客獲得にもとても重要です。
開業当初は、投資に回せる資金がなく、難しいかもしれませんが、経営が軌道に乗り始めたら、投資に関して考えていきましょう。できることから始めるべきです。
飲食店のオーナーといえば聞こえはいいけれど、すべての飲食店オーナーが黒字経営しているわけではありません。毎月赤字で経営難に陥っているオーナーもたくさんいます。店舗の成功は、経営者の手腕にかかっているといっても過言ではないので、お金に関しての勉強は、必要です。競合の分析や、広告費の取捨選択一つとっても、予算対効果の知識、媒体の種類などの勉強が欠かせません。
利益を上げていくためには、「材料費」「人件費」「テナント賃料」などの見直しや、仕入業者、大家との交渉をしていく必要があります。とはいえ、コストカットにばかり注視していると、資金を投入しなければならない事態においてもしりごみしてしまい、チャンスを不意にしてしまうこともあります。
そこで、売り上げをアップするためのアイデアを考案してみましょう。新商品の開発や、期間限定メニューなどは、リピーターを飽きさせない工夫として良いですね。裏メニューも、常連さんに喜ばれます。他の業種とのコラボレーションなども目新しく映るのではないでしょうか。
宣伝として、メディアに取り上げられるのは効果が高いですが、まずはSNSからでも地道に宣伝していくことをおすすめします。
数あるテイクアウト系の飲食店フランチャイズの中でも、長期に渡り安定した実績を挙げている本部を調査。
「海鮮丼」「唐揚げ」「カレー」「パン」それぞれのジャンルから、
フランチャイズ本部として最も長く運営をしている1社について、その特徴や開業資金をご紹介します。
引用元HP:丼丸公式
(https://sasafune.co.jp/)
引用元HP:鶏笑公式
(https://nis-torisho.com/)
引用元HP:日乃屋カレー公式
(http://hinoya.jp/company/)
引用元HP:一本堂公式
(https://shokupan-ippondo.jp/)
※2021年5月12日時点で、「海鮮丼」「唐揚げ」「カレー」「パン」それぞれをアントレでフリー検索をした際に上位表示されたテイクアウトの飲食店5社(表示件数が5件に満たない場合は3社)の中から、フランチャイズ本部として最も長く運営をしている1社を選定。記載している開業資金および月額費用は2021年4月時点でアントレ(https://entrenet.jp/)に掲載されていたものを参照しています。
※4社の創業年は「丼丸(株式会社ササフネ):1979年」「鶏笑(株式会社NIS):2009年」「日乃屋カレー(有限会社ノアランド):2004年」「一本堂(IFC株式会社):2017年」です。
※開業資金および月額は税込で記載しています。
※1:上記条件で調査をした際の最安値。